私が眼科医をめざしたきっかけは、自分が医学生のときの父の網膜剥離の手術でした。不安そうに手術室に入る父を見送りながら、「治ってほしい。見えないようにならないでほしい。」と、痛切に願ったことを忘れられません。この網膜剥離以外にも、祖父と父の緑内障、祖父、祖母、おじの眼底出血と、私の周りには眼科疾患をもつ人がなぜか多く、眼の病気を患っておられる方のことがとても身近に感じられ、眼科医を選んだのはごく自然なことでした。緑内障でほぼ失明していた祖父の、残されたわずかな視力で前向きに生きていく姿勢を間近に見て育ちましたので、少しでも生活しやすく工夫していくためにあきらめずに共に考えることは、眼科専門医の重要な責務と考えております。どんなささいなことでも、ご相談ください。専門医の視点からご一緒に考えさせていただきます。
また近年、たいへん目を酷使する時代となっております。テレビ、携帯電話、パソコン。毎日大量の情報を処理している目。コンタクトレンズも、これほど普及しながら、充分な知識に基づいたケアを受けておられる方は多くないというのが実情ではないでしょうか。当院では、コンタクトを使用する作業内容、年齢、ドライアイやアレルギーの程度などの細かい点までよく話しあいながらのコンタクトフィッテングを行います。
白内障手術が姉妹院である糸島市のはたえ眼科においてお受けいただけます。両院のスタッフ間で十分な連携をとっており、執刀医は吉田起章先生(福岡市博多区の林眼科病院 診療部長)です。「極小切開白内障手術」を行える先生です。慣れたご自宅からの通院で手術が受けられることは患者さまにとって大きなメリットがあります。
当院で治療が難しい場合は、しかるべき病院へご紹介しております。出身教室である九大病院はじめ九州医療センター、浜の町病院、済生会病院、林眼科病院などとの連携もしっかり行わせていただきます。
明るい雰囲気を保てるようスタッフ一同心がけ、赤ちゃんからご高齢の方まで、患者さまの心に寄り添った診療を目指します。的確な診断のため十分な診断機器を導入しており、皆様の大切な眼を丁寧に診療いたします。
「この地にこの眼科があってよかった」と言われるような地域の皆様の目の健康維持にお役に立てるような施設を目指したいと願っております。
院長 川崎貴子
仙台生まれ広島育ち | 一男一女の母 |
平成3年 | 産業医科大学医学部 卒業 広島大学眼科学教室入局 |
平成7年 | 結婚のため広島大学眼科学教室退局 九州大学眼科学教室入局 |
平成8年 | 九州大学眼科助手 |
平成9年 | 福岡市民病院眼科医長 |
平成11年 | 林眼科病院 勤務 翼状片手術、斜視手術、外来を担当 |
平成17年2月 | 眼科かわさき貴子クリニック 開設 |
院 長:緑内障 翼状片手術 眼瞼手術 斜視、眼球運動障害(複視)小児眼科
院長
日本眼科学会認定眼科専門医